大島に宿泊して様々な体験をしていただく一般向けのツアーが実施されました。
※この事業は、2017年度 農林水産省/農山村振興交付金事業農泊推進対策として実施されています。
モニター1日目
秋獲祭の後、午後からは市内観光を楽しんでいただき、マリンピア(マリエさんの家)に宿泊していただきました。
11月25日の秋獲祭はこちら> >
※ゲストハウス「マリンピア」は、「マリエさんの家」に改称されました。
「マリエさんの家」の紹介はこちら> >
モニター2日目
マリンピアに宿泊された方々が、大島海の見える家で手作り朝食をいただきながら地元のみなさんと楽しく談話なさっていると、2日目のみご参加のモニターの方もおいでになりました。
さあ、2日目の体験ツアーの始まりです。
お魚まるごとツアー(定置網漁他)
この日は太陽こそ出ていませんでしたが、風もなく波もおだやかで絶好の体験日和でした。ライフジャケットを着用し、大島美の浜漁業組合の浅野 正人組合長の2艘の船に乗船し、いざ瀬戸内海へ!
出航してわずか3分程度で漁場へ到着。余りの近さにモニターのみなさんは一様に驚きを隠せないご様子でした。大島の漁場はとっても近いところにあるのです。
見学グループのモニターさんは、ガイドの説明を聞いていただきながらゆったりのんびり見学していただきました。後ろには御嶽山もそびえています。
浅沼組合長さんの船に同乗できたのは2名のモニターさんです。4カ所の網を引き上げ、次々に水揚げされる魚を間近に見ていただきました。網の中には、危険なエイや鋭い爪のカニ、クラゲ、フグなど、私たちの手におえないものたちも上がってきます。そんなときは、組合長さんが海に戻したり処理したりしてくださいました。
定置網体験後に、間近で魚があがる様子や組合長さんの網さばきを見学できたこと、直接いろいろなお話を伺えたことがとても良かったと言ってくださいました。網を持っての記念撮影など、組合長さんの粋な配慮が温かいです。モニターさんもとっても楽しそうでした。
4カ所の網をあげ、正頭漁港に戻りました。組合長さんがざっと選り分けてくださり、モニターさんに市場へ運んでいただきました。船から魚を移す、運ぶのもなかなか重労働です。
次は選別です。瀬戸内海は小魚がたくさん獲れますが、これを選り分けるのが本当に大変です。漁師の方々に伺うと、定置網を引き上げるより選別に時間と労力がかかるとのこと。水揚げ直後は、どの魚もキラキラ光って区別しにくいのです。モニターのみなさんも選別作業は、悩みに悩みながら体験されていました。
選別しているのは、ギギ、ママカリ、コノシロ(コハダ)、ヒラなどなど・・・。どの魚もキラキラ光ってきれいです。その他には、寒ボラ、ハネ(スズキ)、ガザミ、イカ、ヒラメ、クルマエビなどです。仕分けた後、モニターさん全員で水揚げした魚を分けて持ち帰っていただきました。
今回の体験では、漁漁組合の方がヒラメ、寒ボラをお造りに、またギギの煮つけとあら汁は、地元のお料理名人に調理していただき、モニターのみなさんに食べていただきました。新鮮な大島の魚を堪能していただきました。
竹細工:ものづくり体験
「海の見える家」の道路を挟んで北側の元商家のお宅(工房の家えびすや)をお借りしてモノづくり体験をしていただきました。みなさん竹細工は初めてとのこと。講師の大島さんに教えていただきながら、制作していただきました。写真右の方が大島さんです。
工房の家えびすやのご紹介はこちら> >
用意してくださった竹ひごを組み合わせて作ります。竹ひごの裏と表を編んで作る始めます。ふしがあると最後の仕上げが難しいと教えられ、みなさん竹ひごとにらめっこしながらの作業となりました。
だんだんと形になってきました。
完成後はご自身の作品とともに大島さんを囲んで記念撮影。みなさんとても喜んでくださいました。
今回の体験モニターツアーを終え、「マリンピアおおしま体験ツアー協議会」としても学ぶことがたくさんありました。モニターの皆様から頂戴した感想をもとに、今後より良い体験ツアーが提供できるよう力を合わせてますますがんばっていきたいと思いました。
モニターのみなさま。ありがとうございました。また大島にお越しください。