8月11日
岡山理科大学生物地球学科 富岡直人教授、大学生、笠岡市教育委員会 小学学習課の安藤康宏様をお招きして津雲貝塚研修が行われました。
津雲貝塚(つぐもかいづか)とは、笠岡市西大島にある縄文時代の貝塚遺跡です。貝塚とは、人が食べた貝や魚の骨などが積み重なったものですが、ここ津雲貝塚では、縄文人の人骨や縄文土器なども発掘されています。人骨は屈葬(身体を折り曲げて埋葬すること)が大部分で驚くことに抜歯の風習があったことも確認されているそうです。
実際に発掘されたものを見せていただきながら、津雲遺跡について深く知ることができました。
津雲貝塚は、海の幸、山幸に恵まれた大島に、縄文時代から人々が集落を営んでいたことを証明する貴重なもの。現在は、発掘された場所に看板しか残っていないのがとても残念ですが、こうして私たちが学ぶことで次の世代へ大島の歴史を伝えることが大切だと実感することができました。